あるくらぼ歩行研究所



・・・・・・一緒に”歩く”を考えませんか?

歩けるとは?

立てるとは?歩けるとは?

なぜ鉄塔は立っていられるのか?

青空をバックに送電用の鉄塔が立っています

 よくある鉄塔、もし片方だけ電線がつながっていたら、どうなるでしょう?

 この形なら電線の重みのあるほうへきっと倒れます。両方から同じくらい引っ張られて、バランスを保って立っているのです。

 だから台風とかで風の抵抗が高まると、バランスが崩れて倒れるのです。

なぜ蓮は立っていられるのか?

蓮の花が立って咲いています

 蓮は伸びていくときはまだつぼみも小さく、するする伸びていきます。
 つぼみも葉っぱもバランスがとりやすいように小さく丸まって茎の上に載っていて、十分伸びきったところでそっと花びらや葉を広げます。

 成長するときにエネルギーの無駄遣いをしないという営みなのでしょう。

ナチュラル君が立っていられる理由と歩けない理由

木製人形ナチュラル君気をつけ立位

 筋肉が無いので関節が動かせず、体重移動ができないので歩くというより動くこともできません。そりゃそうですよね。
 歩くにはほんとうは何段階も手順があって、この直立の状態から自動的に「歩く手順」を繰り返すことで歩きになります。この動きがとっても複雑で、再現できないからスムースに動く二足歩行ロボットができないわけで。実はヒジョーに難しい調整をしながら毎日歩いているんです!
 かなり大雑把に手順を書いてみると・・・


 まだ一歩目の足をあげただけ!まだまだ続きます・・・。
 そしてこれらの手順の一部をはしょると、姿勢が乱れていくのです。